
オートサービスワタナベ : ショップ訪問
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」日本国内で高出力のL型エンジンパーツの老舗メーカーとして知られています。ゼロヨン(1/4マイル)で速く走りたいなら、渡部さんにお願いするのが近道。
日本国内の多くの最速クラスのS30Z・ハコスカが、オートサービスワタナベ製のバルブトレイン、カム、ボトムエンドパーツを使用するほど、ワタナベさんは知識豊富な方です。
今回、埼玉にある彼のショップでドラッグレースやドリフトへの情熱についてお話を伺うためお邪魔しました。
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旧車ショップを経営しているオーナーさんの中で、密かにドリフトに深い楽しみを見出しているのはあるあるで、渡部さんもその一人でした。とても興味深い。
ドラッグレースやサーキットレースとはまったく異なる技術が必要となるが、他のモータースポーツは孤独を感じやすいのに対し、ドリフトには仲間意識が自然に生まれるとのこと。
ドリフターたちは、自分の培った技術や、知識をオープンに仲間と共有し合い、ライバルのタイムを超えることよりも、同志として一緒に「楽しむこと」に重きを置いているらしく、全然違う世界観があることがわかった。
今回、渡部さんを訪ねたのは、現在レストア中のハコスカ用にL28エンジンで400馬力を目指しているお客様のためでした。
その話を持ち出すと、ワタナベさんは率直に「保証はできない」と語ってくれました。
400馬力を超える仕様を別のブロックに同じように再現しても、結果は350馬力に留まることもある、と。「当たりもあれば、ハズレもある」とのことです。
ゼロヨンでどうやってパワーを引き出すかについても詳しく説明してくれました。ピークの馬力よりも、実際の走行時に4000〜8000回転までいかに早く回るかの方が重要とのこと。
これこそが速さを示す指標であり、ゼロヨンイベントの前には多くの参加者が同じショップでダイノ計測を行い、その結果からイベントでの勝敗を予測できることもあるそうです。
ショップの外には、S30Z数台や、渡部さんのゼロヨンS30Z、さらに車検準備中のとても綺麗なハコスカ2000GTなどなどたくさんの車がありました。
店内には、オーバーホール待ちのヘッドやミッションが床に並び、壁にはパーツがびっしりと吊るされていました。
リフトには作業待ちの車が上がっており、中にはS20エンジンのオーバーホール待ちのKPGC10ハコスカGT-Rもありました。
スペースの限られたショップで、どれだけの作業が成し遂げられているのか、いつも感心させられます。
ASワタナベのパーツにご興味のある方は、ぜひ当店までお問い合わせください。
現在、渡部さんと協力して彼のパーツカタログをFinal Heavenのオンラインストアに掲載する準備を進めていますが、現時点でもお客様のご要望に応じてパーツの注文は可能です!