Marugen Shoukai: The story behind the world's BEST FRP body parts for 240Zs

丸源商会 – 世界最高峰の240Z用FRPパーツに込められた物語

~ 高精度 S30ZのFRPパーツの製作で有名な丸源商会 ~ 

(英語版の翻訳)

白鳥さんは、北海道・室蘭市でエアロパーツ製造会社「丸源商会」を運営しています。

若い頃、彼は北海道で最速のフェアレディZ(S30)を製作し、レースに参加していました。当時、そして現在でも、多くの人はキャブレターの自然吸気仕様を好んでいますが、彼は燃料噴射システムとツインターボを選びました。このような仕様はセッティングが難しく、最適なチューニングを見つけるには時間と努力が必要ですが、それだけの価値があります。


白鳥さんは細部にこだわるタイプで、最良の結果を求めて細かな調整を繰り返すのが好きな人です。そういった性格だからこそ、ターボ仕様は彼にぴったりでした。

現在も彼の工房には、何基ものチューニングされたL28ターボエンジンが並んでいます。


数多くの挑戦者たちが、白鳥氏と彼の強力なフェアレディZを打ち負かそうと挑みましたが、誰一人としてそれを成し遂げることはできませんでした。
当時、ストリートレースの場では、白鳥氏の車両よりも2倍、3倍の費用をかけて製作されたマシンで挑んだ者たちが、敗北の理由を様々に語っていました。しかし、サーキットにおいて重要なのはタイムのみ。言い訳は通用しません。

北海道のゼロヨン(0-400メートルのドラッグレース)において、白鳥氏と彼のZは無敵の存在として名を馳せました。それを裏付けるかのように、彼のガレージには今もなお、ホコリを被った数々のトロフィーが並べられています。

90年代、多くのゼロヨンバトルはストリートで行われていましたが、ある事故で観客が負傷したことをきっかけに、警察が本格的に取り締まりを開始しました。そこで白鳥さんはレースから身を引き、自身の“こだわり”を活かして、ハイクオリティなFRPパーツ製作に情熱を注ぐようになったとのこと。

彼のパーツは、ハイスペックなドラッグ仕様のS30Zから、フルレストアされた240ZGまで、あらゆるZに使用されています。工房もまさにクルマ好きの夢のような空間で、自作のCNCマシンや旋盤、無数の工具箱、そして日産・ニスモの絶版部品が山積みになっていました。高精度なFRP製品を生み出すためのベースとして使われています。

白鳥さんの製品のクオリティを疑う余地が見つからない。

ほとんどのパーツに、「スタンダード」「デラックス」「スペシャル」の3つのグレードが用意されており、それぞれ仕上げや精度に応じて選べるようになっています。

 

「スタンダード」は基本仕様ながら、型取り工程には一切手を抜かず、ガラスマットの使用量を抑えることで軽量化が図られています。フィッティングよりもパフォーマンス重視のレーサー向けです。

「デラックス」は中間グレードで、取付部や高速走行時にストレスがかかる部分にしっかりとガラス繊維が使われ、耐久性を高めています。

「スペシャル」は最上級グレード。純正日産やニスモのパーツを徹底分析し、材質や厚み、製造工程まで忠実に再現。チョップドマットではなく織物マットを使うなど、細部にまで徹底的にこだわり、インナーとアウターを合わせて理想的なフィット感と仕上がりを実現しています。


 

スペシャルタイプのGノーズを純正品と比較しても、違いを見分けるのは非常に困難です。取付調整用のハードウェアや補強リブ、要所の厚みなど、細部にわたるこだわりが世界最高品質と評価される理由です。さらに、240ZG用のウレタン製Gノーズバンパーを製造しているのは、世界でたった1人です。

多くのパーツメーカーは利益を優先してしまい、型作りの工程で手を抜きがちです。安価な素材を使い、重要な工程を省略し、安くパーツを販売します。

エンドユーザーからすれば、600ドルのGノーズと3,000ドル超のGノーズの違いは見た目では分かりにくいかもしれません。でもここに断言します、その差額は払う価値をわかる人はわかります。

質の高いパーツを選べば、板金屋さんの作業も楽になり、作業時間は短縮され、そしてパーツの寿命も圧倒的に長くなります。

白鳥さんはZに関するあらゆる知識を持つ、とても尊敬できる存在です。

今回、丸源商会の歴史について学ぶ中で彼と時間を過ごすことができたこと、心から感謝しています。

FINAL HEAVENで丸源商会の240Z用パーツ (Marugen Shokai 240Z parts) を取り扱えることを、とても嬉しく思っています!今後、FINAL HEAVENプロジェクトZにも彼のパーツを装着予定なので、ぜひ楽しみにしていてください(詳細は近日公開予定)。もしウェブサイトに載っていないパーツで欲しいものがあれば、お気軽にお問い合わせください。白鳥さんが製作しているものであれば、すべて取り寄せ可能です!

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。